無料の空き家バンクについて

2023年2月2日更新

 

 

無料の空き家バンクや、0円の物件を掲載している/掲載していたサイトの情報です。

 

ただし物件の数は少なくて希望者が多いため、競争率が高いです。

 

また、現在東京23区にお住まいの方が地方(東京圏外や東京圏内の条件不利地域)に引っ越す場合、細かな条件を満たせば地方創生の「移住支援金」が貰えます。

 

例としては、2023年4月からは18才未満の子ども2人の世帯で最大300万円も貰えます。

 

さらに別途、起業支援金という最大200万円も貰える仕組みもあります。

 

 

0円の空き家物件が登録されている/されていた、自治体空き家バンク一覧

1. 富山県上市町 - 0円空家バンク

 

→上市町独自の補助金が手厚いです。

 

 

2. 東京都奥多摩町 - 0円空き家バンク

 

→東京都ですが、上記の地方創生の移住支援金の対象です。

 

 

3. 長崎県長崎市 - 空き家バンク

 

→就職支援についてもかなり長けていると思います。

 

 

4. 忽那諸島(愛媛県松山市) - 空き家バンク

 

→移住者住宅改修支援があります。

 

 

5. 山口県下関市 - 空き家バンク

 

→0円の物件もありましたが、50万円以下の物件も掲載されていました。

 

民間のサイト

 

また、空き家バンクではなく、民間のサイトで0円物件を掲載しているのはみんなの0円物件や、akisolや、家いちば - 0円〜100万円未満などがあります。

 

民間のサイトの場合は、自治体サイトよりも、より注意深く物件以外の付随費用(手数料など)の確認をしてください。

 

0円の空き家を取得して貸す方法 (PR)

 

0円の民間の空き家物件を取得して貸す方法です。

 

 

富山県上市町の0円空家バンク

 

富山県上市町 - 0円空家バンク

 

上市町では2006年に空き家バンクがはじまり、2022年4月からは0円空き家バンクも開設されました。

 

0円でマイホームが持てて、さらに支援金が手厚いこともあり、人気です。

 

※不動産売買における仲介手数料のようなお金も必要ありません。物件の譲渡に関して上市町にサポートしてもらいながら所有者さんと直接交渉する形態です。

 

※所有権移転などの費用が発生しますが、これらの費用は少額です。贈与の場合の税金等の費用の一例については、不動産の無償譲渡についてを参照してみてください。

 

支援金の内容

 

「0円空き家バンクで物件を取得した場合」を例に挙げます。

 

支援金の内容は以下です。

 

・無償物件の取得に関連する費用や住む際の必要経費として50万円が支給されます。

 

・県外の転入者が築30年以上の空き家を改修する際、最大100万円が支給されます。

 

・町外からの転入者で夫婦の合計年齢が80才未満か独身で40才未満の場合、中古住宅の取得で50万円が支給されます。

 

・上記の助成の申請時に中学生以下の子どもに補助金を1人あたり20万円を加算。2人の場合は40万円。

 

・住宅取得の際に、太陽光発電を設置すると最大10万円、または蓄電池付き太陽光発電の場合は最大25万円。

 

・富山県産の材木で改修や増改築をした場合、最大30万円。

 

・旧耐震基準(1981年以前)の木造住宅の耐震改修工事を実施した場合、最大100万円。

 

空き家を譲る側にも支援金

 

上記は空き家をもらう側の支援金ですが、空き家を譲る側にも、空き家の相続手続きの支援として最大5万円、そして空き家の不用品処分費用としてさらに最大5万円の補助金が支給されるというのが上市町の仕組みの特色です。

 

空き家バンク等の施策で移住者を呼び込みたい自治体の困りごととして、空き家バンクに掲載できる空き家の件数が少ないという問題がありますが、こういった空き家を譲る側に対する支援策や支援金は目新しい仕組みです。

 

そのため、追随する自治体も今後出てくるかと思います。

 

現在、上市町内には約300件の空き家があるそうです。

 

順次、空き家バンクや0円空き家バンクに登録されていけば良いですね。

 

就業について

 

そして移住する際のポイントである転職や仕事に関する点での特色はどうでしょうか。

 

上市町は地域柄、雪の除雪や、または医薬品関係(製薬や薬剤師など)の仕事が他府県地域と比べて少し多いかなと感じました。

 

富山県全般に製薬会社が多いのは江戸時代の富山藩の薬草研究も要因(発端)なようです。

 

 

 

東京都奥多摩町の0円空き家バンク

 

0円空き家バンク

 

東京都奥多摩町 - 0円空き家バンク

 

2020年6月に開設された奥多摩町の0円空き家バンク。

 

特色として、奥多摩町の物件を探している方で、年齢や定住の要件が合わないために空家バンクを活用できない方や、別荘利用の方も0円空家バンクを利用できます。

 

ただし2023年2月現在、登録されている物件はありません。

 

富山県上市町の0円空家バンクのように盛り上がれば良いですね。

 

通常の空き家バンクは300万円前後の家がありました。

 

町営子育て応援住宅

 

奥多摩町 - 「生活・住まい」(町営子育て応援住宅など)

 

また、0円空家バンクや空家バンク以外の奥多摩町の定住促進施策として、「町営子育て応援住宅」というものがあります。

 

これは奥多摩町に永住を考えている子育て世帯を対象に、新築住宅に月5万円の使用料で住むことができ、そのまま22年間定住すると土地も建物も無料でもらえるというものです。

 

使用料については、中学生以下の子ども1人につき、五千円減額されます。

 

要件としては、43歳以下で中学生以下の子どもがいる世帯かつ地域活動に積極的に参加する世帯です。

 

また、上述のページには主に子育て世帯向けに、この「町営子育て応援住宅」を含む以下の4種類の定住促進住宅の案内が有ります。

1. 使用料が月5万円、新築で、22年間定住すると住宅等を贈与(土地も建物も無料でもらえます)。

 

2. 使用料(過去の相場)が月1万円前後、15年間定住すると住宅等を贈与。

 

3. 使用料(過去の相場)が月千円~4万円、15年間定住すると住宅等を贈与。

 

4. 使用料(過去の相場)が月3万円前後。

 

地域創生の移住支援金

 

また、奥多摩町は移住した際に条件を満たせば「地域創生の移住支援金」がもらえる町です。

 

東京23区などにお住まいの方が、奥多摩町に移住して指定の事業所に就職すると、最大100万円が交付されます。

 

 

 

長崎県長崎市の0円空き家バンク

 

長崎県長崎市 - 空き家バンク

 

長崎市の空き家バンクも0円の物件や安い物件があります。

 

この空き家バンクに掲載されている物件は、他府県と比べて特徴はあるでしょうか。

 

坂の多い長崎ということもあってか、斜面地の物件や土地というのが散見されました。

 

また仕事については、ながさき移住ウェルカムプラザというところが支援してくれるようで、長崎市の移住や仕事については、まずはここに相談されてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

忽那諸島(愛媛県松山市) - 空き家バンク

 

忽那諸島(愛媛県松山市) - 空き家バンク

 

忽那諸島には30以上の島が有り、有人島は10島以下です。

 

一番大きい島は中島という島です。

 

そんな忽那諸島の空き家バンクにも0円の物件があります。

 

 

 

山口県下関市 - 空き家バンク

 

山口県下関市 - 空き家バンク

 

下関市の空き家バンクにも0円の物件がありました。

 

また当事者間での直接契約の際には、宅地建物取引業者に契約の仲介を依頼することが可能で、下関市では、協定締結団体による空き家相談窓口を設けているとのことです。

 

就業については、関門海峡を渡れば九州ですので、下関市在住の方は隣接する工業都市の北九州市に通勤通学する人も多いそうです。

 

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0円の民間の空き家物件を取得して貸す方法です。